卒業式や入園などで訪問着を着ようと考えているお母さま、着付士の方に電話したり、美容院で予約したりすると必要な小道具の話になると思います。
『伊達衿?半襟?帯揚げ??』といった小道具、意外と多くて「??」と分からないものが多いと思います。
普段着てないものなので当たり前です。恥ずかしいことではありません!むしろこのページを開いて知ろうとしていだたいでいることがうれしく思います?
普段着付士としてお仕事しているとお客様からなにがどれだかわからなくて…とよく質問をうけます。
今回は訪問着にしぼり、卒業式や入学式での訪問着の小物について書いていこうと思います。
着物は意外と着るのに小道具が多く必要だったりします。ご準備は大丈夫ですか?
着付け士である私から、必要な小道具を紹介していきます。
分かりやすくするために
- 下着
- 襦袢、着物
- 帯
の順番にそれぞれ必要な小物を紹介します!
下着の準備
必要な小道具
- 足袋(たび)
- 肌襦袢(肌着)
- 長細いハンドタオル×5枚(補正用)※なるべく白無地のもの。
- 腰ひも×1
着物着用の前はトイレと足袋の着用を済ませておき、前開きのワンピースかシャツなどを着て着付士さんを待ちましょう。
ブラジャーなどの下着、ヒートテックなどの着用について。
- ブラジャーは形がはっきりするものは避けてください。
- ノンワイヤーのものかカップ付きのキャミソールなどを着用お願いします。
- 卒業式の時期は寒さでヒートテック、レギンスを着用を迷われると思います。着用はしてよいですが、衿ぐりの広い物をお願いします。
- レギンスも着用可能ですが歩く際に見えてしまうのでひざ下あたりまで上げておくことをお勧めします。
- その日の天気により左右されることと思いますが、補正や着物、帯などたくさん着こむので暑くなります。天気がよく、その日はあたたかくなるようでしたらヒートテックなどは着用しなくともよいと思います。
長襦袢の下に着る肌着です。肌に直接触れるものになるので晒など綿生地で仕立てられています。
筒袖で細い衿であることが一般的です。
肌襦袢(肌着)はワンピース型、セパレート型(上肌着、裾よけと上下別れているもの)があります。どちらでもかまいませんのでご準備ください。
[wbcr_html_snippet id=”1524″]長襦袢(ながじゅばん)、着物の準備
必要なもの
- 長襦袢(ながじゅばん)
- 着物
- 伊達衿(だてえり)※着物につけるものです。なくても可。
- 伊達締め(だてじめ)×2
- 腰ひも×4
- コーリンベルト×1
長襦袢の基本的な注意点
- 襦袢に必ず半衿がついていることを確認ください。
- 基本は白く無地のものが一般です。TPOが関係してくる正式な場所には「白」の半衿がお勧めです。
- 汚れていたりヤケがついていたら付け替えることをお勧めします。
- 正絹だと縮んでしまうので洗えませんが、ポリエステルの半襟は洗濯機で洗うことが可能です。
お着物の準備
卒業式などの式典には伊達衿の着用が可能です。
必ず付けなければならないものではないのでご心配なく、ですが伊達衿を付けることによりより着物が華やかになります。着物や帯などに合わせてコーディネートを楽しみましょう。
小道具の説明
帯の準備
必要なもの
- 帯
- 帯枕
- 帯板(前板)
- 帯揚げ
- 帯締め
小道具の説明
帯揚げにはいろいろな種類があり、コーディネートにより華やかに見せることができます。
帯締めと合わせてみてもよいでしょう。
帯揚げなどと合わせてコーディネートを楽しむことができます。
総まとめ・チェックリスト
- 足袋(たび)
- 肌襦袢(肌着)
- 長細いハンドタオル×5枚(補正用)※なるべく白無地のもの。
- 長襦袢
- 着物
- 伊達衿(だてえり)※なくても可。
- 伊達締め(だてじめ)×2本
- 腰ひも×5本
- コーリンベルト×1
- 帯
- 帯枕
- 帯板(前板)
- 帯揚げ
- 帯締め
いかかでしたでしょうが?
今回はどんな着付士さんへも対応できるよう小物は少し多めに書いてあります。
こちらを基準としても大丈夫ですが一応聞付けてもらう美容院や着付士さんに何が必要か確認を取りましょう。
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皆様が素晴らしい着物の一日になるようお祈りしております。