カナダワーホリ体験記『私の13ヵ月』④トロントでジャパフェス開催‼

みなさんこんにちは!NAMIです🥰

私が体験したカナダワーホリについて、だいぶ久々ですがまた更新しようと思います。
あれから4年。今は彼氏と結婚して、旦那さんとなり、またデンマークのワーホリへ挑もうとしています。

今回は私がトロントで日本文化イベント大げさかもしれませんが「ジャパフェス」を開催したときの話を書いておこうと思います。とても小さいイベントですけどね💦3時間だけの。

終わり良ければ総て良し!といいますが、この小さなイベントをするのにもものすごく大変でした😅遠い異国で、言葉も文化も違う、そりゃ大変なことばかり!でもやれてよかったと思います♪

苦労話になってしまいそうですが、どんな感じだったのか紹介しますね♪

なぜ、イベント開催しようと思ったのか

カナダ・トロントでの生活が落ち着いてきたころ、生活にゆとりができてきた私はフェイスブックでトロントで開催しているイベントに片っ端から参加していました(笑)
その中で、日本人の友人からコスプレイベントに誘われて、持ってきていた着物を着て参加したんですよね。
そこで出会ったのが、トロントで着付けのお仕事をしている先生でした👘

そこから私たちは意気投合し、その先生のボランティアとして数多くの日本人イベントへ参加することになっていきます。

そこで多くの着物が好きなカナダ人と出会い、友人になっていきます。みんな日本語が読めない中、着物を買うのでサイズが合っていなく、体格のいい彼らには大人の着物でも子供用のように見えました。着方も様々、自分の好きなように着こなし、なんなら好きすぎて自作している人もいました😲

どうして着物が好きなの?と聞いたら、「Just,I like it.(ただ、好きだから)」と言われた時の衝撃は忘れられません。その子は何も、深く思って言っていなかったとは思いますが(笑)
当時の私には、「これだ!」と思えるものでした。

その時私は「海外に住む着物好きな外国人に体にあった着物を作ることができるのは、今、トロントで私だけだ。」と気づきました。

当時の私は高校を卒業して、和裁の職業訓練学校(着物を手縫いで仕立てる学校)へ行き、辛すぎてやめてしまいました。別に和裁を本気でやりたかったわけでもなかったので、技術も中途半端でした。

そんな私の知識や技術を、とても素晴らしいものだと、教えてくれ、私の考えを変えてくれたのが彼らでした。(それから私は日本へ帰り、和裁の最難関ともいえる国家試験1級を受け、受かったのは4年後の話🥰)

話を戻して、そして次第に、私のカナダでやりたいことが「なるべく長くトロントにいること」から「カナダで日本文化に触れるイベントを自分で開催したい」に変わりました。

ここから大変な作業が私に与えられてきます🥲

イベント内容を決める

まず大事なのが『何をやるのか?』です。やりたい!と声で言っていても何も始まりませんからね。
私は和裁士(着物を仕立てる職人)のため、着物の知識が多くあり、当時カナダで着付けの先生をしている人に相談し、イベントの内容を決めていきます。メインは日本文化をテーマに出しあっていきました

  • 着物・着付け
  • 折り紙体験
  • 習字体験
  • お手玉体験
  • 日本語体験

などですね。気軽に日本文化に触れてほしい一心で、日本文化らしいものを選んでみました。

利益などはなく、無料で楽しんでほしい!と思っていたのですが、きれいに事は運びません。

ベンダーさんと協力!

で、ここで問題になったのがやはりお金です。
イベントを開催するにはやはりお金がかかります。部屋のレンタル代金などがそうですね。
入場料などをとって賄うとも考えたんですが、そこは私が一番嫌だったので蹴りました。無料で楽しんで、触れて欲しかったからです。
でも、その気持ちは美しくとも、お金は必要になってしまいます。
そこで私たちは着付けの先生にベンダーを探してもらい、その人たちからベンダー代を頂くことにしました。
カナダで活動している売り手(ベンダー)さんに私が開催する予定の会場の場所を貸すことで、利益ではないですが、場所のレンタル代になるくらい頂くことにしました。

このおかげで私のイベントがより華やかになったのは皆さんに心から感謝しています🥰

無料で体験できる日本文化、おにぎりやお茶なども販売して、とてもイベントらしいものとなります

こうじの販売
お餅、饅頭の販売
着物の小道具販売
日本茶販売

レンタル場所を探す

イベントをやるとしたらまずは場所です。当時の私はとりあえず、カナダにある日本人留学生を支えるジャーナルへ行き、そんな場所がないか聞きこみました。私のカナダの友人やネットでも調べましたが、どれも高額でなかなか踏み出せずにいました。

そんな中、教会でいろいろなイベントを開催しているのを見たことがある!と聞いたので、その境界にメールで連絡を取り、そのまま部屋を見せてもらうことになりました。

Trinity-St. Paul’s United Church and Centre for Faith, Justice and the Arts

それがのちにここで初イベントをする『Trinity-St. Paul’s United Church and Centre for Faith, Justice and the Arts』

事前に部屋も見せてもらい、レンタルの値段も聞きます。レンタルスタジオやそのほかのレンタルルームと比べると断然安く部屋を借りることができそうだったので、ここに決めました。

部屋も日当たりもいいし、椅子や机も借りられるとのことでした🥰

メンバーの役割決め、ボランティア集め

基本私がリーダーで動き、カナダ人の友人たちはフォローしてくれる感じでメッセージや実際に会ったりしてミーティングをしていましたが、メンバーの一人と意見が全く合わず、とても困り果てました。

やはりネイティブの助けが必要になってくるときが多いので、友人がもしかしたらメンバーから外れてしまうやも…と思い下手に強く出れずにいましたが、やはりその一人がメンバーの空気も悪くしていたので、ばっさり切りました。
その人の手助けがなくても私はやれる女、もうやったれー!精神でしたね(笑)

ネイティブの力が確かに欲しかったけれど、まずは行動!英語は不自由かもしれないけれど、カナダに人たちは必死に伝えようとすれば聞いてくれるし、トロントでは差別的なものは一切なかったので一人で場所決め・ボランティア募集、イベントのチラシつくりをしました。

当時作ったチラシ。そこら中に配ったり、お店に貼ってもらったりしてもらった。

メッセージするのも、話をするのも全て英語でままならないことも多くありました。その日々はレストランでバイトもしてたし、助けがなくてストレスで胃もたればかりしてましたね(笑)

ボランティアも日本人をサポートする会社へ自ら趣き、チラシと私の携帯やフェイスブック情報など乗せて募集しました。あとは、人伝いなどです。

ボランティアはぜひやりたいです!と言ってくれる日本人の子たちばかりで、その子たちが天使に見えました🥺当日、聞きつけてやってきてくれた子もいて、私の先祖に感謝、とりあえず全部に感謝したい気持ちでした😂

ボランティアの配置、役割、など大まかに決め、なるべく仕事にならないよう、ボランティア自身の子たちも楽しみ、カナダ人と交流ができるように心配りました。

私がやりたかったことを巻き込んでしまっているので、せめて、短いワーキングホリデーの中、日本人とかかわるのではなく、カナダの人たちと関わり、お互い笑顔で楽しんでほしかった一心でした。

そして始まるイベント、その日はとても気持ちのいい天気でした。

私は着物を着て、イベントへ向かいます

めちゃくちゃ恥ずかしいけれど、載せておきます(笑)

イベントは大盛り上がり!

まず私は会場でベンダーさんたちの場所を説明し、ボランティアの子たちや友人と協力して机、いすを準備、ベンダーさんも各自準備してもらい、書道や折り紙などもみんなで協力して準備していきます。

準備がある程度整ったら私とカナダ人の友人は外で呼び込みをします!2人とも着物を着ているので目立ち、だいぶ人が入ってきてくれました!

呼び込み中、私のホームステイ先だった奥さんも来てくれました!

かなりの人が入ってきてくれたので私たちも会場内へ移動します!
中にはたくさんのカナダの人々、その他の国の人々が、日本文化を楽しんでくれていました♪

お客さんもそうですが、ボランティアさんたちも楽しんでいるか、ベンダーさんたちの売り上げなどもどうかなど、私ができる気にしてあげられること、やれることは全力で行いました。

ひろりひとり、「楽しんでる?」「今どんな感じ?」「トラブルなどあったらすぐ知らせてください!」と何度も声をかけ、私もカナダの子供たちと遊びます🥰

とても順調にすすみ、特にトラブルもなく、終われたのでほっと一息。

無事には追われましたが、一番大変だったのは習字経験者の日本人を探す事でした💦私はものすごく字が下手なので😅だれか経験者はいないか、必死で探します。
道具などは全て私が用意しましたが、もちろんボランティアになってしまうので無償です。
無償でやってもらうことになるけれど、カナダの人に教えるという経験をできるし、日本のイベントに参加できる、ということ、その他に何か必要なことがあるのなら、私にできることはなんでもします!と誠意を込めて頼み、私のこのイベント開催の意気込みなど話して快く引き受けてくれた日本人の女の子には頭が上がりません!とても上手に教えてくれて人気でした🥰

初めの書道に真剣に挑むカナダの人々
色々なはらいができて楽しい!とのこと
私も小学生ぶりに挑戦!この時点で文字がでかすぎると感じる…

まとめ

イベントはとても短く、3時間で終了しました。ものすごくてっきりぜんぜん来ないかな~と思っていたのが、予想以上に人が来てくれたので片付けの時間が少なくなり、最後はすごでばたばた💦

ベンダーさんたちから、こうゆうイベントしてほしかった!次はないんですか?と言われてとてもうれしかったですが、私は来月にはワーホリのビザが終わり、帰らなければなりませんでした。

私がカナダに来たことにお世話になったジャーナルさんが記事にしてくれました🥰
豪風のように終わったイベントでしたが、すばらしいメンバーと乗り越え、私の自信となりました。
このイベントのおかげで、私はもう一度自分を見つめなおし、日本へ帰国します。次は本物の和裁士になって、みんなに着物を仕立てたい、教えたい、と思って。

手伝ってくれた友人とボランティアさんたち

今はまだ、その途中ですが何年かかったとしても成し遂げたい夢です。

このブログをみて、みなさんのカナダ生活が少しでも希望があるものになりますように。

つらいこともあります、でもその中でも輝きがどこかにあることを忘れないでほしいです。

大変なこともあります。でもそれはあなただけが持つ、宝物に変わります。

カナダを離れて数年たちますが、時々無性にあの極寒の寒さやカナダの日々が懐かしく、恋しくなります。

皆さんも素敵なカナダ生活を🥰

ヨーロッパ旅行の動画をYOUTUBEに多く載せています!そちらもぜひご覧ください♪

NAMI CANVASでは私(Nami)が行く旅行先、海外や国内旅行についての観光地の紹介と、私が日々気に入ったこと、歴史などなど!幅広く紹介していきます。 着物のプロとして着物に関する記事も書いています。 旅行のVlogや和裁のYoutubeチャンネルもやっているので、そちらもご覧ください♪ 73CANVASとは別で着物、和裁に関するYOUTUBEをはじめました!⇒73 sewing channel ブログ主:NAMI(ナミ) 1級和裁技能士、着付士