クロアチア、ザダル(Zadar)はクロアチアの中部から少し北側のアドリア海側にある沿岸の街です。町の城壁には、ベネチア共和国時代の門が複数あり、2017年には世界遺産に登録されました。古代ローマ時代の広場なども残されており、その周辺も年世紀も前に建てられた建物が、今も良い状態で残されています。
ザダルの旧市街はこの門の中にあり、城門のなかは1日で歩いて観光地は回れるほど小さいです。町全体を見て回るくらいなら半日くらいで回れますので、今回はそのプランを紹介します♪
「The Lamd Gate」からザダルの街へ
「The Land Gate」(日本語だと陸の門)からザダルの街へ入ることをお勧めします。
ザダルの旧市街へ入るには実は4つのゲート(門)があり、こちらの「陸の門」は一番有名です。
中央にある翼の生えたライオンは聖マルコ(ベネツィアのシンボル)が彫られています。
ザダル周辺の海は波も穏やかで貿易などもしやすく、オスマン帝国はザダルの街を侵略しようと攻めましたが、ベネツィアはザダルを守るため城壁を築きます。
ザダルの街内部には多くの井戸があり、水を街の隅々まで経由できたため、より頑丈な作りの城壁と豊富な資源のおかげで、守り抜くことができたそうです。
現在は【16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群】として世界遺産に登録されています。
当時のまま残る「The Five Wells Square」
「陸の門」を左へ抜けると5つの井戸が現れます。現在はもちろん機能していませんが、ザダルを支えた貴重な水道施設なので、封をされた状態で残っています。
ここは少し広い公園となっているので、クリスマスマーケットやイベント会場として多く使用されます。
「陸の門」撮影スポット紹介♪
「The Five Wells Square」の奥には自然豊かな公園があり、そこから見る「陸の門」は観光客に人気のスポットとなっています!
公園自体は小さいものですが、丘などもありなかなか楽しめました🥰自然も豊かで、ベンチも多くあるので、お弁当を食べたり、休んだりしている人が多くいました。
ザダルの顔でもあるドナトゥス教会
聖ドナトゥス教会はザダルの顔!ともいわれる教会です。9世紀に完成したこの教会はプレロマネスク様式で建てられています。
中へ入るには有料ですが、中ではオルガンコンサートなど開かれています。
貴重なローマの遺跡、跡地では実際に触れる⁉
ドナトゥス教会の周辺にはローマ時代の遺跡が残されています。ですが、多くの住民や観光客はこの遺跡に座ったり、触ったりしていたので多分レプリカだとは思います😅
2000 年以上経った今日、フォーラムの寺院には元の舗装と階段、そして 2 つの記念碑的な柱だけが残っており、そのうちの 1 つは元の場所に残っています。
「フォーラム」とは?
フォーラムとは、懇親会の場であり、政治的議論、討論、ランデブー、会議などのさまざまな活動の場面が頻繁に開催された場所です。市場としての機能もしていました!
ザダルの旧市街を見渡す塔は登る価値あり!
ドナトゥス教会の隣に立つ大きな鐘楼はストシャ大聖堂の鐘楼でその高さは62メートルにもなり、螺旋階段で上まで登れます!
毎時間、大きな鐘の音が町全体に鳴り渡り、正午には12回の音が鳴ります。塔を登る際はなるべくベルが鳴らない時間を選ぶことをおすすめします💦(真隣でベルが鳴るとあまりの大きさにびっくり!私は腰を抜かすかと思いました(笑)
詳しくは別の記事にまとめていますので、そちらもご覧ください♪↓
ドナトゥス教会、鐘楼の目の前にはザダルの歴史が知れる、考古学博物館があります。
アドリア海の音色が聞ける「海のオルガン」
ザダルの街の末端にある「海のオルガン」。アドリア海からくる波風が、階段の穴に入り、まるでクジラの鳴き声のような落ち着く音色を奏でてくれます。
「The greeting to the Sun」は一日で3個の顔がある⁉
「海のオルガン」のすぐ隣には「The greeting to the Sun」と呼ばれる,300 枚の感光性ガラス板で作られた注目すべきインスタレーションで、昼光を吸収し、夜になると素晴らしい光のショーに変わります
ここは夕日スポットとして有名なので、天気がいい日などは夕日などチャレンジしてみるといいですよ♪しかし、かなりの人が夕日目的でくるので、日が沈む30分前にはここに付いたほうがいいです
ガラス博物館
ザダルのガラス博物館には2000年以上前に作られたガラス製品が展示されています。多くのガラスの歴史を知るにはとっておきの場所でしょう!
1階と最上階には実際に目の前でガラス作りをしてくれる工房があり、質問なども英語で回答してくれました♪
残念ながら、館内のガラス展示物は撮影禁止…その代わり、工房は撮影OKでした!
作り終わると工房から出てきて質問などに答えてくれました♪実際にちゃんとしたものが作れるようになるまでには6~7年の年月が必要なようです🥲1日8時間作り続けたそうです。
工房の中はかなり暑く、たまに頭がボーとして記憶が飛ぶことも😱
私も同じ職人として、気持ちがわかる…きっと大変な努力の末会得した技術なんでしょうね(ちなみに和裁は習得に5年かかりました)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ザダルの街は小さいながらも歴史と自然がうまく融合していて、とても楽しめました♪
ザダルにはまだ滞在するので、記事を書いていきます!また次の記事をお楽しみください♪
YOUTUBEに今回紹介したザダルの観光地について街歩きの動画を出しています!そちらもご覧ください♪