みなさんこんにちは!
今回はドイツ ベルリンのベーベル広場(Bebelplatz)にある小さな記念碑について紹介します。
それはドイツで起きた悲しい過去を表す、重要なものになっています。
この地面の小窓からみえるもの、あなたは何だと思いますか?
ベーベル広場とは?
ベーベル広場は、ベルリンのミッテ区に位置し、その歴史的かつ文化的重要性が世界中の観光客を引きつけています。この広場は、1943年から1945年のベルリン大空襲で破壊された後、再建されました。その中心にはフリードリヒ・シュィンケル設計の古典的なベルリン大学図書館があります。
また、この広場の象徴とも言える「図書焼却の記念碑」が存在します。これは、1933年5月10日にナチスによって行われた図書焼却を悼んで、ミヒャエル・ヴクルヴィッチによってデザインされたものです。床に埋め込まれたガラス窓から見下ろすと、白い本棚が見え、その空っぽの棚は破壊された知識と自由の象徴です。
さらに、ベーベル広場の周囲には、オペラ座、大聖堂、美術館などベルリンの主要な観光地が点在しています。そして、広場自体も豊かなカフェ文化と生活感あふれる市場が融合した活気に満ちています。ベーベル広場は、歴史と現代が交錯するベルリンの精神を体感できる場所と言えます。
実際のベーベル広場
ベーレン通りにあるベーベル広場は、オペラ座や教会、図書館など、今はとてもきれいな建物が立ち並ぶ街になっています。
このベーベル広場はとてもひろく、石畳が続いています。
↑人が集まっているところがあります。そこへ行ってみると
↑地面に小窓があり、そこには四面空っぽの棚。みなさんはこれがなんだと思いますか?
先にいってしまうとこれは本棚です。ではなぜ、本が入っていないのでしょうか?
ベーベル広場の歴史
ベーベル広場は戦時中、重要な役割を果たしていた場所でした。
1933 年、この広場で起きたナチスによる焚書事件が起きます。
「焚書(ふんしょ)」とは書物の焼却、破壊行為のことをいいます。
文化的、宗教的、政治的な反発から起こる行為です
「焚書(ふんしょ)」とは書物の焼却、破壊行為のことをいいます。
文化的、宗教的、政治的な反発から起こる行為です
この焚書事件はナチスとドイツの学生が「反ドイツ主義」とみなした書物、小説をすべて燃やしてしまいました。
その数は20000冊以上といわれ、ベーベル広場には、その焼かれた本を収められる「空の本棚」が記念碑として存在しています。