ゲーテハウスに行ってきました!有名な名言・作品をご紹介します

みなさんこんにちは!

今回はドイツ、フランクフルトにある『ゲーデハウス』について紹介します!

『ゲーデハウス』では、ゲーテの幼少期の生活やゲーデが活躍していた時代の芸術などが展示されている博物館です。

まず、皆さんはゲーデという人をご存じですか?

↑こちらが、ゲーデ。ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ(Johann Wolfgang Goethe)

たぶん、ゲーテのことを知らないと、この博物館にはみなさん興味は示さないと思います。

私はゲーテのことは尊敬しており、彼が残した名言に何度も励まされています。

作家、詩人、政治家、文学科、自然科学、ドイツを代表する文豪…いたるところに才能を発揮した彼は、今の私たちになにを残してくれたのでしょうか?

ゲーテについて知ろう!

ここからはあっさり、とみなさんにゲーテについて知ってもらおうともいます。

色々と語ると長いし難しいので、こんなことしたよーとか、こんな作品をのこしたよーとか、あっさりと😉

ゲーテの父親は法律家でそれにならい、ゲーデも法律の道を進みます。

…が、本当は文学を学びたかったようです😅ですが、父親がそれを許しませんでした。

青年期には弁護士をしながら、執筆作業も進めます。

『若きウェルテルの悩み』

大学卒業後には実家に小さな法律事務所をつくり、そこで執筆作業もはじめ、有名な作品『若きウェルテルの悩み』を執筆しました。

『若きウェルテルの悩み』はベストセラーとなり、あのフランスのナポレオンでさえ7回は繰り返し読んだそうです!

小説の内容は主人公が主人公が婚約者のいる女性に恋をして、そのかなわぬ恋に自殺してしまう話で当時では主人公ウェルテルを真似て自殺する者が急増するなどの社会現象を巻き起こしたそうです。

戯曲『ファウスト』

ゲーデが作った長編戯曲。

ファウストは実際に存在した高名な錬金術師、ドクトル・ファウストゥスの伝説をもとに、ゲーテがほぼその一生を掛けて完成させた大作です。

『ファウスト』は森鴎外が翻訳しています。

世界的に有名な戯曲でストーリーもすばらしいものです。説明は難しいのでストーリーを知りたい方は調べてみてください♪

名言も数多く残している

私がゲーデを知ったきっかけは実は名言からでした。ゲーデは現代の私たちの心にも染み渡る名言を多く残しています。

  • あなたにできること、あるいはできると夢見ていることがあれば、今すぐ始めなさい。 向こう見ずは天才であり、力であり、魔法です。
  • 人間を堕落に導く もっとも大きな悪魔は、 自分自身を嫌う心である。
  • 自分自身を信じてみるだけでいい。 きっと、生きる道が見えてくる。
  • 人間の最大の罪は不機嫌である。

これらはゲーテの名言の一部です。ゲーデはそのほかにたくさん名言を残しています。

私はまだ学生のころにロッカーに貼ってました🥰ゲーデの自分を信じる、というものは本当に共感できて、私もそれのおかげで試験の時など頑張れた気がします

GORHTE-HAUS(ゲーデハウス)

ゲーデハウスではゲーテが実際に住んでいたドイツ、フランクフルトの地に当時の家具や美術品が展示されています。

実際のものは戦争で焼けてしまいありませんが、再び再建され、家具や内装はゲーテの時代の趣に沿って整えられています。

↑こちらがゲーテハウスの外観です。当時のゲーテの生家をそのままに再建されています。

隣には別館があり、ゲーテがいた時代のフランクフルトの芸術品展示がされています。

入場料;オンラインでのチケット販売はしていません。受付のみチケットの購入が可能です。一人€10

入場料を支払うと各国のげんごのパンフレットがもらえます。日本語もあります!

↑こちらゲーテハウスのパンフレット

↑チケットを購入するとこのようなシールをもらえます。これを服の見やすいところに貼っておくとゲーテハウスでも別館の美術館でもわざわざチケットを見せなくても済みます。

営業時間

月曜日 定休日

火、水、金、土、日、祝日 10時~18時

            10時~21時

ロッカーにて荷物を預けよう!

ゲーテハウスに行く前に荷物を預けましょう!

↑ロッカーはこのようにたくさんあるので、大きさにより変えられます。

↑€2必要です!ですが、コインリターン式なので戻ってきます♪

大きさの違うロッカーでも同じ値段なのでうれしいところですね🥰

↑大き目のロッカーを選んだのですが、私と旦那さんのリュックがすんなりと入りました!

↑ロッカーの大きさはさまざまで、コートなども入れられるようなロッカーもあります!

トイレもここにあるので済ませておきましょう。

ゲーテハウス~内装~

ゲーテハウスではゲーテが幼少期から青年期まで過ごしたお家を展示されています。

ゲーテ自身、とても裕福なお家で育ち、幼いころから父親から熱心に教育を施され、6か国語は会得していたそうです。

↑こちらはゲーデハウスへ続く入りぐち

一緒に見て回りましょう♪

↑入り口から入ると見事な庭が見えます。

↑広々としており、とても心地いいです♪

1階

↑玄関ホール

ここで入場のスタッフがいますのでチケットをみせるか、入場の際にもらったシールと貼っておくとすぐに通してもらえます。

↑当時のキッチン

台所のくみ上げ式ポンプは、当時、大変な贅沢品だったそうです。

↑日本語で注意喚起!もありました。日本人の観光客もよく来るんですね!

青の部屋

↑ここはゲーテー一族の食事処でした。ここでゲーテは有名な戯曲『ゲッツフォンベルリヒンゲン』を仕上げました。

↑湧き立つ彫刻に飾られた鏡はバロック式で、このプルーの壁紙は当時の流行「ブルー・ムラン」つまり「死に衰える青」に統一されています。

黄の部屋またはワイマールの部屋

↑この部屋はゲーテの母が応接室として使用していた部屋です。

↑ゲーテは故郷フランクフルトを去り、ワイマールへ行きますが、その後、ゲーテの母親はゲーテ(ワイマール)から送られてくる贈り物をここに保管したそうです。

2階

階段ホール

↑この階段はこの建物の3分の1を占める大きさがあります。主人であるゲーテの父が、高貴な身分にふさわしい家にしようと特別に作らせたものでした。

↑職人の技が見える、細かく繊細な手すりですね

音楽の間

↑ゲーテー一族は音楽を心から愛しており、家族みんなでここで音楽演奏をしたそうです。

↑天井には漆喰で楽器があしらわれています。どの楽器がかくれているかな?

赤の部屋

↑この部屋は、家族の祝い事や訪問客の接待などに使われました。

↑こちらの壁紙は18世ヨーロッパにおける中国趣味の流行を今に伝えるデザインで飾られています。

3階

ゲーテ誕生の間

↑言い伝えによればゲーテはこの部屋で誕生しました。

顧問夫人の部屋

↑ゲーテの母親はホットココアが大好物で、冷めて不快な膜がはることのないようにと、ここにあるカップはみな蓋がついてます。

↑顧問夫人の持ち物の陶器類が目を引きます。

絵画室

↑所せましと絵画が並ぶこの部屋は当時のフランクフルト美術が置いてあります。

↑ゲーテの父は同時代のフランクフルトの画家たちの画集を集めていました。

↑すべての絵の額縁は黒と金色に統一されており、対照的に整然と並べられています。

書庫

↑ゲーテの父 ヨハン・カスパーゲーテは膨大な書物を所蔵していました。あらゆる学問領域を網羅し、2000点もの書籍があります。

↑息子ゲーテもまた、ここでたくさんの知的刺激を受けるのでした。

妹コーネリアの部屋

↑ゲーテの妹のコーネリアは結婚して家を出るまで、ここで暮らしていたと考えられています。

↑水色の壁紙がかわいらしい🥰

4階

4階にはゲーテが幼いころに父親からもらった人形劇舞台で遊んだ部屋や、『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』を執筆したゲーテの部屋があります。

ですが、今回は4階へ行くことができず…スタッフさんによると、暑すぎて倒れちゃうから閉鎖しているそうです

一番行きたかった部屋のなのに残念😭

どうしても行きたかったので再度お願いしてみましたがダメでした😂何度もごめんなさい

たしかにその日は猛暑だったのでダメそうでした。

スタッフさんによると、涼しくなれば解放するそうなのですが、10月ごろの涼しくなったら4階も行けるようになるそうです!

まあそれもスタッフさんが涼しいと感じてくれないとだめそうですが…4階へは約10月~冬、春にかけていけます。 夏やその日がとても暑いと4階には行けないので気を付けましょう!

↑隣に隣接する博物館から外装は見れました

ゲーテ博物館

ゲーテハウスの向かって右に隣接する建物から、階段、もしくはエレベーターを使って上るとそこがゲーテ博物館です。

↑階段ならここから登りまります。

↑階段はブルーライトに照らされてとてもきれいでした!

↑ゲーテ博物館ではゲーテが活躍した同時代の画家たちの美術品が展示されています。このフュースリが描いた『夢魔』はゲーテが絶賛した一枚です。

↑父親の生半可ではない美術収集家であったことから、ゲーテは幼いころからフランクフルトの画家たちのアトリエへ自由にはいることができました。

これは画家のモルゲンシュテイン一族が3代にわたるキャビネット

↑博物館にはゲーテの戯曲が実際に聞けるテーブルがあります。

↑この机のとなりにこのようにプレートがあり、机に置くと再生されます。ものすごくハイテク技術でした!

↑ゲーテは光に一番近い色が黄、闇に一番近い色が青であるとする『色彩論(しきさいろん)』を発表しています。

ゲーテは、ニュートン(1643-1727)のように光線の道すじや角度のデータで色を理解することを否定しました。

ですが、ゲーテは科学者として認められず、その原因は、ゲーテが実験でわかるデータより、人間が受け取る「感覚」にこだわりすぎたからだと、言われています。

カタリーナ教会

ゲーテをより感じたいのなら、フランクフルトにある、カタリーナ教会へも行ってみましょう!

ここはゲーテが洗礼を受けた教会です。

中は広々としており、ステンドグラスが美しく輝いています。